料理と器　　　** オークルマルシェ **

我が家の鍋はジミ鍋。
味噌汁の延長のような鍋となります。
さつま芋、豚肉、大根、コンニャクなんかが入った
豚汁というか、さつま芋汁というか
そういうのなんか　もう最高。
これにコチュジャン入れて韓国風にしたりもします。
魚介がたっぷりの澄んだ汁の　いわゆる“鍋”より
自分で作るなら　どうしても味噌を入れたくなります。


今日は、とっても安かった白菜をたっぷり使ったもの。
あと、人参、豚肉、豆腐、酒粕、おろし生姜、唐辛子粉など。
ポイントは酒粕とおろし生姜。
なぜこんな ちょー恥ずかしい ジミ鍋をわざわざ紹介したかというと






じゃ～ん。
うちの味噌！！本日、仕込んでから３回目
最終の天地返し。
もう少しで出来上がりです。

我が家のぽかぽか天気の日も
嵐のように荒れ狂う日も。
廊下に放置された琺瑯容器のなかで　ひっそりと
じっくりじっくり熟成していたのですね～。
なんかカンゲキ。

そして、先日出来上がった麹が届いたのですが
塩麹ブームも少しおさまったようで　スーパーで麹が買えるように
なってきたんですよね。
「あーあ、もうちょっと待てばよかった・・・」なんて思っていたのですが
ふと　箱に入っていた「ゆっくり手間ひまみそ作り」というチラシ？を見て

「あ！！」

と思ったのです。

そう言えば　私は以前から味噌を自分で作りたいとは思っていたのですが
なんとなくタイミングを逃していたのです。
（夢があるんです。田舎の家で土間がある家。
そこに、味噌や漬物、色んな保存食の容器をだ～って並べている光景・・・
想像するだけで　胸が高鳴る！！）

せっかくの機会なので
この麹は塩麹じゃなくて　味噌作り用にしよう！！と思ったワケなのです。
思ったら即行動。




（麹＋塩を混ぜたもの。色が茶色に見えますが　茶色い塩（藻塩）も使っている為です。）


まず、作り方がよく分からないので検索。
最初は味噌作りって難しいと思ったけれど
やっていることは　とても簡単なんですね。
『大豆をゆでて潰し、　麹＋塩を混ぜたものを加えてよく混ぜて　容器に入れて熟成』
一つだけ注意するのがカビ。
梅干しを作る時にも一番注意するのがカビだけれど
私はジップロックで空気を遮断＆消毒にアルコールを使うから
同じような考えでやればいけるんじゃない？


「よっしゃ！！」


と、挑戦した味噌作り。


【メモ】
・生麹・・・１ｋｇ
・大豆・・・乾燥の状態で１ｋｇ
・塩・・・４００ｇ






大豆をまる１日ほど浸水させて　圧力鍋で２０分。
うちの鍋は小さいので６回に分けて茹でました。
作業の中で、これが一番大変でした。
落としブタをして煮てはいますが、圧力鍋の圧が抜ける穴が
詰まり気味になったりして、　途中で一旦圧を抜いて　蓋を綺麗にしたり。
で～っかい圧力鍋が欲しいと思っちゃいました。






それを熱いうちにフードプロセッサーでが～っとやって
麹＋塩をよく混ぜたものと合わせてよ～くコネコネ。







それを団子にして　保存容器に「投げつける！！」
ぺたぺたと表面を滑らかにして　ラップをぴったりとはって
重しをして　アルコールを湿らせたペーパーも置いて
蓋をします。




大豆の茹で汁ってとってもいい香り。
捨てるのはもったいないので、茹で汁でご飯を炊きました。（塩を少々加える）
あま～い　美味しい味ご飯でした！！
あと、ペーストにした大豆。
豆ペーストが好きな人なら　味見つまみ食いせずにはいられない！！
おいしぃ～。結構つまみ食いしちゃいました。


仕込んでから数日後、こっそ～り　仕込み容器の蓋をあけて
中の香りをかいでみました。
ん～♡　いい香り。
うまくいくといいなぁ～

次は２ヶ月後　天地返しの作業になります。